こんにちは。
登録販売者講師の仲宗根です。
市販薬を販売する仕事に長年従事してきて、
いろいろな方の健康相談にお応えしてきて感じたことを、
今日は少し書いてみたいと思います。
店頭では、風邪や下痢、便秘、関節の痛み、頭痛など、
さまざまな相談を受けます。
風邪のように一定期間経過したら自然に治る病気だったり、
一過性の症状だったりすると、
薬を販売しておしまい・・という接客が多いのですが、
症状が慢性的に続いていたり、
同じような症状を繰り返していたりすると、
本気の健康相談(?)を受けることがあります。
不調を改善して、健康な体にしたい。
そのようなことを相談されるのですが、
その多くは「薬で何とかしたい」だったりします。
でも、
不調の多くは、日常生活の中での食事や、
生活習慣の中に原因があることが多いので、
(暴飲暴食、タバコ、お酒、過労など)
薬の提案と同時に、
食事の見直しや休養も提案するのですが、、、
そちらの提案は一蹴されることがとても多いです(^-^;
食べたいものは食べて、
お酒もタバコも我慢したくない。
だから、薬で何とかしたい。
直接こんなことは仰らないですが、
お客様のお話しを要約すると、こんな感じ。
ものすごく大きな病気になった時に、
健康の有難さを思い知らされる人は多いと思いますが、
“ちょっとした不調”の段階では、
なかなかそれに気付きません。
健康な体になりたいなら、
健康な体でいられる食生活を。
そして、
不調があって辛い時には、
会社や家事をちょっとお休みできる。
そんな社会だったらいいいなと思います。
最近、「働き方改革」があちこちで叫ばれていますが、
それと同じくらい「生き方改革」も必要なんじゃないかと、
思う今日この頃です。
気軽にお薬が買える利便性も大事ですが、
本気の健康相談ができるお店も、
もっとあってもいいなと思います。
健康なライフスタイルをサポートする。
これからは、そんな活動もしていきたいです(^^)