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お年寄りの薬の飲み過ぎを防ぐ「介護用偽薬」

2024年3月4日

 

こんにちは!

いかがお過ごしでしょうか。

 

まずはじめに、今月の単発講座のお知らせをさせてください☆

3月22日(金)に東京にて外傷の対処法と衛生用品について学ぶ

単発講座を開催します。

 

☆詳細とお申し込みはこちらから↓

3/22 東京都 衛生用品とキズ薬の選び方

 

傷薬に関しては、種類はそう多くないのですが、

外傷の相談で一番困るのは、「手当てのしかた」がわからない

という点ではないでしょうか。

 

火傷やすり傷、切り傷など日常で起こる怪我について、

応急処置のしかたなども昔とは常識がガラッと変わっていますし、

使用する衛生用品もかなりアップデートされていますよね。

 

衛生用品に関しては、実際に現物に触れてみないと分からないことが

たくさんありますので、講座では実物をいろいろ持って行って、

触っていただきながら、使用方法などもレクチャーしたいと思っています。

 

また、傷薬も代表的な商品を持って行きますので、

接客事例のワークを行いながら、実践的な学びを体験してください☆

 

今回はコラボ開催ということで、協会の認定講師とともに、

単発講座を開催いたします。

 

皮膚薬の接客が苦手という方は是非ご参加くださいね。

接客だけでなく、こうした知識はご自身の日常生活にもかなり生かせると思います。

 

 

お年寄りの薬の飲み過ぎを防ぐ「介護用偽薬」

 

先日、メルマガの読者さんからいただいたご質問について、

こちらでも共有させていただきたいと思います。

 

みなさんは「介護用偽薬」について、

店頭でお問合せを受けたことがありますでしょうか?

 

 

 ☆プラセプラス(プラセボ製薬)

https://corp.placebo.co.jp/products/for-food/placeplus30/

 

発売になったのは2015年頃だったと思うのですが、

介護現場で認知症の人や高齢者の薬の飲みすぎを防ぐためのニセモノの薬で、

服用者に違和感を覚えさせないような医薬品らしいパッケージとなっています。

 

中身もPTP包装となっていて、お薬っぽいですが、

中身は麦芽糖です。

 

 

 

高齢者の中には、胃腸薬、睡眠導入剤、痛み止め、便秘薬など

特定の医薬品に執着して、同じ薬ばかり大量に服用してしまう人が

少なからずいらっしゃいます。

 

認知症のために飲んだことを忘れてしまって、

何度も飲む・・というケースもあると思います。

 

私自身も店頭で接客していた頃に、

毎日のように胃腸薬を買いに来るおじいちゃんがいて、

「昨日も買いに来てましたよ」とお伝えしても、

それを覚えておらず、また買いに来る・・ということがありました。

 

老人ホームにお住まいの方だったので、

その施設の方に連絡をして、対処してもらったのですが、

このようなケースは、その後も減らず、むしろ増えていった印象です。

 

そういった飲みすぎを防ぐために、発売されたのが、

プラセプラスということで、介護の現場では活用されているようですね。

 

介護者が薬と混同しないように、PTPシートの裏側には、

「栄養補助食品」と記載されているようです。

 

特に、認知症の方や薬を飲まないと不安になってしまい、

過剰に飲んでしまう方に向いていると思うのですが、

これは、介護者など薬を管理してくれる人がいて成り立つことだと思うので、

市販薬の現場でご本人に提案するのは難しそうです。

 

最近では、ドラッグストアなどでも販売されているようで、

店頭で介護者からの問い合わせを受けることもあるかもしれませんから、

こういう商品があることを覚えておいてください☆

 

 

シオノギからムコダインPro500が新発売

 

3月1日に、シオノギからムコダインPro500が発売になりましたね。

ムコダインの成分はLカルボシステインですので、

これまでもストナ去たんカプセルや、クールワン去たんカンプセルなど

配合されている商品はいくつかあったのですが、

 

医療用医薬品と同量を配合していることと、

Lカルボシステイン単味の商品ということで、

今までにない去痰薬です。

 

https://www.shop.shionogi-hc.co.jp/Product/XS0150.html?categoryId=mucodyne

 

 

Lカルボシステインは市販薬では1日量が750mgでしたが、

このムコダインPro500では、1,500mgとなっています。

 

 L-カルボシステインは痰を構成する気道粘液を正常化することで、

粘度を減らし、サラサラにして出しやすくする作用があります。

また、気道粘膜を修復することでも、痰を出しやすくしています。

 

今のところ、効能・効果は「たん」のみとなっていますが、

医療用医薬品では耳鼻科領域でも処方されていますよね。

鼻水の粘りを減らして出しやすくしてくれる作用も、

医療用では認められています。

 

痰の多い咳をしている人に提案できる商品ですが、

咳を直接的に鎮めるわけではありませんので、

お勧めポイントなどについて、ご自身でも調べてみてくださいね☆

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

m(_ _)m

 

 

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