こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか。
このところ、OTCの新発売が続いていますね。
第一三共ヘルスケアからは、カロナールAや
ロキソニン総合かぜ薬が、1月に発売になりました。
☆プレスリリースはこちら
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/release/calonal-a240111.html
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/release/loxonin-colds240125.html
カロナールの成分はアセトアミノフェンですから、
新しい商品とは言えないのかもしれませんが、
これまでは、カロナールといえば「医療用」の
アセトアミノフェンというのが常識でしたから、
今後は「カロナールありますか?」のご要望にも
応えられるようになります。
ただし、含有量が異なりますから、医療用のカロナールと
中身が完全に同じではありませんし、
カロナールAは15歳未満は使用できませんので、
その点も販売時に注意しなければなりません。
ロキソニン総合かぜ薬は、しばらくは要指導医薬品ですから、
登販は取り扱いができませんが、
店頭での問い合わせは増えてくると思います。
商品ページにも目を通しておくといいですね。
ちなみに、商品のブランドサイトは3月にオープンするようです。
PMDAの公式サイトを活用していますか?
PMDAという機関をご存じですか?
正式な名称は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構。
登販試験でも出題されるので、聞いたことはあると思います。
PMDAのサイトには、このような記載があります↓
PMDAは、医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害に対して、
迅速な救済を図り(健康被害救済)、医薬品や医療機器などの品質、
有効性および安全性について、
治験前から承認までを一貫した体制で指導・審査し(承認審査)、
市販後における安全性に関する情報の収集、分析、
提供を行う(安全対策)ことを通じて、
国民保健の向上に貢献することを目的としています。
医薬品の承認や承認後の審査、販売後の安全性などについて
情報収集や分析などを行う機関で、
「副作用被害救済基金」の窓口となる機関でもありますね。
医療用医薬品と市販薬の両方について、
副作用被害救済基金の支給対象となった事例についても、
毎月サイト内で詳細を公表しています。
☆2023年度の副作用救済給付の決定に関する情報
https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0036.html
毎月、何気なくチェックしているのですが、
市販薬の服用によるスティーブンス・ジョンソン症候群や
間質性肺炎、薬剤性肝障害、TEN、偽アルドステロン症など、
重篤な副作用による支給事例はほぼ毎月掲載されています。
アセトアミノフェンによる喘息発作の誘発や、
芍薬甘草湯による偽アルドステロン症、
バファリンAによるスティーブンス・ジョンソン症候群、
小青竜湯や防風通聖散、辛夷清肺湯などによる薬剤性肝障害などをはじめ
ロキソプロフェンナトリウムによる副作用被害の多さも目立ちます。
市販薬による重篤な副作用被害報告は、毎年200件ほど寄せられていて、
これは常に一定といいますか、減っていくことはなく、、、
薬は人間にとって「異物」なんだなぁということを、思い知らされます。
市販薬や医療用医薬品の添付文書検索もできます
PMDAのページの活用方法としては、
市販薬、医療用医薬品の両方の「添付文書検索」があります。
市販薬の場合は、商品名の一部しか分かっていなくても、
分かっている部分だけ検索窓に入れてもOKです。
たとえば「パブロン」は非常にたくさんのシリーズ品が
ありますが、「パブロン」と入力すると、名前に「パブロン」と
つく商品名が一覧で出てきますので、その中からクリックして、
添付文書を見ることが可能です。
添付文書の改訂があった場合には、その改訂部分の説明書や
改訂前の添付文書も表示されるので、比較することができたり、
内容の詳細を理解することができますし、
緊急安全性情報(イエローレター)・安全性速報(ブルーレター)
などの情報も開くことができます。
使ったことがない方は、ぜひ一度覗いてみてくださいね。
☆一般用医薬品・要指導医薬品 情報検索
→ https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/otcSearch/
医療用医薬品の添付文書の検索ページはこちらです。
☆医療用医薬品 情報検索
→ https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/
登録販売者に病態や人体のしくみの知識は欠かせない
先日のインスタライブでも少しお話ししましたが、
薬の飲み合わせや、基礎疾患がある人への医薬品の提案には、
人体のしくみ(健康な時の状態)と、病態知識(病気になった時の状態)の
両方を知っておく必要があります。
どちらも知識がない場合は、受診勧奨するしか方法がないのですが、
その場合も受診する理由をお伝えできなければ、
納得していただくことが難しく、、、
資格者もお客さまも、どちらもモヤモヤした状態になりがち。
市販薬の接客では医薬品の成分や商品の知識が、
まず最初に必要になってきますが、
お客さまはツライ症状を何とかしたくて、来店されるので、
その症状が何で起きているか?や、どうしたら解消されるのか?
病態知識も同じくらい重要なんです。
ただ、とても範囲が広いため、独学では果てしなさを感じてしまいます。
私自身がそうでした。
そんな登販さん達のスキルアップをお手伝いしてくてスタートした
病態マスターコースは、第三期を募集中ですので、
病態知識を学びたいと思っている人は、詳細ページだけでも、
ご覧になってみてくださいね☆彡
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
m(_ _)m
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