こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか。
3月も残り1週間となりました。
私が住む沖縄では、3月の後半頃から、
水虫薬や制汗剤がエンドに並ぶようになります。
現在、春先の棚替えに追われている人もいるかもしれませんね^^
「わからない」には必ず理由がある
さて、
これまでも何度もお話ししてきたことですが、
新人さんがつまづく部分というのは、
かなり共通しています。
そして、「わからない」には、
必ず理由があります。
①症状から適した商品へたどり着けない。
⇒病態の知識が不足している。
②商品と商品の違いや特徴が分からない。
⇒成分の作用や性質がわかっていない。
③薬の相互作用や飲み合わせがわからない。
⇒薬理学や医療用医薬品の知識が不足している。
④病状に応じた養生法を伝えることができない。
⇒接客経験が不足している。
⑤何から勉強したらいいのかわからない。
⇒①から④のすべてが不足している。
同じ風邪でも、
ひき始めと中期、後期では症状が変わりますし、
その時の体力によっても治りが遅くなったりしますが、
いろんな接客をしていくと、
この場合は、このパターンだ・・というように、
積み重なった経験値の中から、データが勝手に上がってくるので、
症状を聞いて戸惑う・・みたいなことは、
ほとんど無くなってきます。
でも、新人のうちは経験値がありませんので、
症状を聞いて、その症状を理解するのに時間がかかり、
理解が充分じゃないから、
商品選びにも自信が持てず、悩みます。
解消するにはまず
成分の作用と病態生理(人体のしくみ)を学習すること。
不足しているものを補うと、
悩みは必ず解消していきます。
中医学の考え方で、
同病異治・異病同治というのがあります。
同じ症状でも原因が異なれば、
治し方が異なることや、
別々の症状や病気が、
同じ治療法で治ったりすることを指します。
たとえば頭痛なら、
緊張性頭痛は、血流を良くしたり、
揉み解すことで予防できたり緩和したりしますが、
片頭痛では冷やしたり、
安静にすることで痛みが緩和されます。
また、
原因は同じだけど、
異なる症状が出ていることもあります。
ストレスによって、
胃もたれと眼精疲労が起きていたり、
血行不良によって、
頭痛や冷えが起きていたり、
出ている症状も部位も違うけど、
その要因になっているものが同じというケースです。
この場合、元になっているものを解消することで、
出ているいくつかの症状が改善されるわけです。
なので、
その症状がなぜ起こっているのか?
①原因
②症状が起きる仕組み
③それを解消する対処法(商品や養生法)
最低限、この3つが基礎知識として必要で、
それを、数分のわずかな時間で聞き取りをして判断し、
商品の提案まで行うわけですから、
難しいのは当然です^^
でも、それらの知識が身についたら、
本当に楽になっていきます。
「商品知識(成分の知識がベース)」と、
「病態の知識」の2つは、
リンクさせながら学習していくことが大事です。
新人の頃、接客経験が少ない時には、
「わからない」ことが分からない・・という状態だと思いますので、
独学よりも、グループ学習がとても有効です。
当協会では、現在は、zoomを使ったオンライン講座が主流ですが、
zoomで講座に参加することは、
思ったより難しくないと思いますので、
単発の講座などから、まずはご参加いただけたらと思っています(*^_^*)
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!!
m(_ _)m