こんにちは、登録販売者講師の仲宗根です。
登録販売者試験のシーズンになると、タイトルに書いたような質問がよく届きます。
今まで、お薬の販売にまったく関わってこなかった人は、成分名や漢方薬の処方名など、初めて聞く名前ばかりかもしれません。
それでなくても、カタカナばかり長い名称が多いので、覚えるのに一苦労だと思います。
私自身も、薬種商試験の勉強をしていたころは、この成分名を覚えるのが本当に大変でした。
成分名だけじゃなく、劇薬・指定医薬品・習慣性医薬品といった薬の分類と、保管方法(遮光した気密容器に保管する等)、効能・効果、性状なども同時に覚えなければいけなかったので、私はとにかく書いて書いて書きまくって覚えるようにしていました。
らくがき帳をたくさん買ってきて、成分名や効能効果を、覚えるまで書くんです。何十回も。白紙の中に白いところがなくなるくらい、鉛筆でなぐり書きのように書いてました。
その時に、成分名を声に出して読み上げながら書くと、覚えるのも早かったです。
スラスラと成分名が言えたり、書けるようになると、自然と頭にも入ってました。
そんなアナログな勉強法だったので、「効率的な暗記の仕方を教えてください!」なんて聞かれても、役に立つアドバイスができず、、、いつも申し訳なく思っています
ただ、その当時、そうやって記憶したことは、30年経った今もあまり忘れていないから不思議です
それだけじゃなく、試験勉強に励んでいた頃に流行っていた曲の歌詞や、当時読んでいた小説の文章なんかも、結構はっきりと記憶に残っているんです。
何かを覚えるための能力が、当時はフル稼働していたんでしょうね(笑)。
ちなみに、私は本を読む時に、声に出して文章を読む、いわゆる「音読」をすることがあります。本当に頭に入れたい時は、声に出して読むと記憶に残るんです。
歌も歌詞を読むだけよりも、実際に歌った方がすぐに覚えますよね?それと同じで、声に出す、手で書く、というアウトプットを行うと、強く脳裏に焼き付くような気がします。
手間がかかって大変、、、、と思われるかもしれませんが、急がば回れ!で、意外にこっちのほうが近道かもしれません。
合格さえできればいいという勉強ではなく、合格後のことも見据えた勉強をすることが、のちのち自分を助けますから、書いて覚える勉強法をぜひ試してみてください