薬機法・制度について

登録販売者制度の大きな問題点(壁)

2017年7月15日

こんにちは、登録販売者講師の仲宗根です。

 

今週は、東京で『ベーシックコース(商品を学ぶ講座)』と、『アドバンスコース(病態を学ぶ講座)』を開催しました。

 

ベーシックコースは東京での第二期が無事修了し、10月からアドバンスの二期がスタートする予定です。

 

熱心にスキルアップを目指す生徒さんを、私は大勢知っています。

私の生徒さんの8割くらいは、正社員ではなくアルバイトやパート勤務の登録販売者さんです。

 

 

それも、お子さんを育てながら、仕事と家庭を両立させながら勉強をしているお母さんもとても多いです。

 

ポテンシャルの高い方々がとても多いなと感じます。

 

しかし、ご主人の扶養の範囲内で働きたい人や、子育てとの両立のために働く時間に制限のある方にとって、月80時間の実務経験をずーーっとクリアし続けなければならなのが、とても大きな壁となっていることも、強く感じます。

 

女性は、子育てや家事、介護など、どうしても仕事よりも家庭での役割が多くなりがちで、男性のように仕事だけにのめりこむわけにはいかず、、、

 

80時間の壁が、大きく立ちはだかります。

 

合格後の最初の2年間が必須なのは良いとしても、その後もずっと継続というのは厳しすぎるように思いますね。

 

そもそも、勤務時間だけで資格者としての質は測れないわけですし。

 

私は、ある程度の期間の実務経験は必要だと思っていますが、働き方を制限する今の制度は、とても理不尽だと感じます。

 

勤務時間ではなく、その人の実力(知識やスキル)が判断の基準になるような、そんな仕組みがあるといいですね。

 

それが、結果として消費者への安心安全にもつながるのではないでしょうか。

 

誰のための資格なのか?

そういった視点が、忘れられているように感じます。

 

勤務時間ではなく、実力が目に見えるような仕組みを作れたらいいな。

 

法律を変えることは私には出来ないけれど、民間でできることもあると思うので、考えていきたいなと思います。

 

 

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