消毒用エタノールとイソプロパノール(イソプロピルアルコール)
両方とも殺菌消毒薬
この二つは
同じ棚に隣り合わせに並んで売られている事が多いので
よくお客さんに
「どう違うの?」と聞かれます
イソプロパノールは
蛋白を変性凝固させて殺菌しますが
エタノールは
組織の水分を奪って蛋白凝固をして殺菌します
イソプロパノールの殺菌の効果は
エタノールの2倍だと言われてますが
吸入毒性も2倍です
また
イソプロパノールはエタノールに比べて皮膚への刺激が強く
粘膜や損傷した皮膚には使用できませんし
赤ちゃんや小児、敏感肌の方への使用には向いていません
このように
エタノールとイソプロパノールには
それぞれ 長所と短所があるわけです
そして
値段も大きく違います
ウチの店の場合は
■消毒用エタノール(500ml) 798円
■イソプロパノール(500ml) 298円
どうしてエタノールは こんなに高いんでしょう・・
消毒用エタノールの値段が高いのは
「酒税」がかけられているという理由もあるんですね。
消毒用エタノール(エチルアルコール)が
飲用できるアルコールだからなんです
※イソプロパノールは飲用不可のため、酒税はかけられてません
ベテランの資格者の方は「こんなこと知ってるよ!」と
おっしゃるかもしれませんが
新人さんは おそらく知らないんじゃないかな?
こういった薬の雑学をQ&A形式でまとめた本があるんです(^^)!
登録販売者のテキストには書いていない
医薬品、健康食品、化粧品、生活雑貨、ペット用品に関する
ありとあらゆる疑問とその回答を掲載しています
中身を読み進めていくと
「あ~、これってお客さんによく質問される!」って事ばかり!
たとえば
「局方オリブ油とエクストラバージンオイルは同じ?」
「養命酒は血圧や血糖値が高くても飲める?」
「ビタミンEの天然と天然型の違いは?」
などなど
知っていると接客にすごく役立つ知識ばかりですよ~
接客のスキルをアップしたい方は
ぜひ読破して下さい!
ちなみに
上記のエタノールの件も しっかり掲載されてました☆