こんにちは、登録販売者講師の仲宗根です。
東京(恵比寿)にて、4月から受験対策講座をスタートします。
さて、
受験対策の講座は、いろんなところで開催されていて、短期間でも受かる!というキャッチフレーズが目立ちます。
もちろん、それは事実で、3ヶ月ほど集中して勉強したら合格は出来ると思います。
でも、
合格は一つの通過点に過ぎませんし、受験で得た知識だけでは、現場では役に立たないですから、
もっとずっと先に、目標を持っていないと、この仕事を続けていくことは出来ないと、私は思っています。
登録販売者は、専門家でありながら小売業の店員でもあるため、仕事の内容が多岐に渡ります。
しかし、店舗管理者ともなれば、その法的責任は思っているより重く、お客様への対応にも資格者としての責任がのしかかります。
プロの場合は、「知らなかった」では済まされないですから、実際に白衣を着て店頭に立ってみて、その重圧を痛感する人も多いと思います。
品出しや棚替え、レジ、倉庫の整理など、肉体労働も多いですし、本当にこの仕事をやりたい!という気持ちがなければ、なかなか続かないのかな・・と、私自身、長年現場に居て感じていたことでした。
しかし、そんな業務に追われる中でも、困って相談にやってこられるお客様は確実にいて、不意に深刻な相談をされることも珍しくありません。
だから、いつでもどんな時でも対応できるように、準備しておかないといけません。
そして、真摯に対応して、感謝の言葉を言っていただいた時の喜びは、言葉には言い表せないものです。
感謝されることで、もっと役に立ちたいという気持ちや、もっと勉強しなきゃ・・という焦りも出てきます。
ある教育学者の言葉で、
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学ぶということは、
自分がいかに知らなかったかを知ることである
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という言葉があります。
本当にその通りだなと思います。
合格したらそれで終わり!ではない。
ということに、合格後に気づくよりも、受験勉強の段階から知っているだけで、その後の心構えも違うと思います。
合格は、登録販売者としての最初の通過点に過ぎない。
そう思うと、受験勉強に対する見方も、また少し違ってくるような気がします。