こんにちは！
登録販売者講師の仲宗根です。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は、久しぶりに、
zoomのミーティングも、他の予定も、
何もない日を過ごしています☆
もちろん、朝からパソコンに向かい、
ずっと仕事はしているのですが、
誰かとの予定が一つもないのは、
すごく久しぶりのことです。
4月は始動の月でもありますので、
今日は今後のプランを立てたり、
アイディアを練ってみたり、
ひとりで作戦会議をしているところです。
「薬の知識がなくてもやっていける」は本当か？
さて、今日は、
表題の件について書いてみたいと思います。
詳しい知識がなくても、
登録販売者として、やっていけるのでしょうか？
というご質問は、
私のところにも時々寄せられます。
また、
SNSやブログなどを拝見していると、
『登録販売者の仕事は、
専門知識がなくてもやっていける！』と、
発信している人をお見受けすることもあります。
薬の専門知識は、
登録販売者試験でもある程度は身につきますが、
接客で必要になる知識は、
試験にはほとんど出題されないため、
合格後の継続学習は必須だと私は思っていますが、
学習の機会がなかったり、
指導してくれる環境や、
サポートのしくみがない会社も多いのが現状です。
また、
会社から求められる能力は、
品出しやレジ業務、棚替え、発注
などの作業を、迅速に行えることだったり、
推売品をいかにたくさん売れるか？
だったりで、
薬の専門知識がどれだけあるかは、
個人の評価・査定にあまり反映されません。
昔と比べて、
価格競争や他店との競争が激化し、
20年以上にも渡る景気の低迷も加わって、
人は削減される一方ですし、
それによって、2-3人で行う仕事を、
一人でやらなくてはいけなくなったりして、
個人の能力よりも作業効率が重視されている背景も
あると思います。
その他にも、
セルフ販売のお店も増えたことや、
コンビニや家電量販店などの異業種で
医薬品が販売されるようになったことで、
医薬品の売り方も変化していますね。
セルフで購入されるのが
当たり前になっているお店では、
資格者はお薬の相談を滅多に受けないと思いますから、
「薬の詳しい知識がなくても大丈夫」な職場に
なっている可能性があります。
おそらく、そういった職場では、
品出しなどの体力勝負な作業がメインになったり、
他の売り場の担当になったりして、
薬に携わることはほとんどないからです。
その一方で、
オーバーザカウンターで薬を売っている店舗や、
漢方の相談薬店などで働くなら、
薬の詳しい知識は当然必要になります。
もしくは、
将来的には社内講師を目指したい人や、
中医学も学んで自分で開業したい人、
職場の環境に関係なく、
とことん勉強して詳しくなりたい！と思っている人は、
詳しい薬の知識って必要なのかな？
などと考えることすらないかもしれません。
つまり、
詳しい薬の知識が必要かどうか？は、
その人の志や意思、目的、
その人が働く環境によって大きく違うため、
表題の質問に対する答えは、
一つではないし、
どんな風にも解釈できてしまうと思います。
それに、
お客様からいろんな相談や質問をされた時に、
毎回「わかりません」と応えるのは、
お客様に申し訳ないですし、
それ以上に、自分自身も辛くなりますね。
それこそ、
何のために資格を取って、白衣を着ているんだろう？
と思ってしまいそうです。
何が言いたいかというと、、、
資格者として、
薬の詳しい知識を身につけることは、
自分の肯定感を高めることにも繋がる。
ということです。
ですから、
私の回答としては、
薬の詳しい知識は、
持っていた方が絶対にいいよ！
です(*^_^*)
昨日のメルマガにも書いたように、
医学や薬学に関する知識は、
接客でのみ使うわけではなく、
自分や家族の健康管理にも役立ちますから、
日々、勉強を続けていきたいですね！
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
m(_ _)m
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