こんにちは、登録販売者講師の仲宗根です。
先週は、東京にて胃腸薬の講座を開催しました。新人登録販売者のためのベーシックコースと、アドバンスコースの2日連続講座でした。両方ともテーマが胃腸薬(胃腸の病態)だったのですが、胃腸の症状や薬選びは、新人さんにはとても難しいカテゴリだと思います。
私自身も、新人の頃には一番嫌いなカテゴリでした(笑)。
そんなカテゴリですので、講座の中でもたくさんの質問が飛び交い、いろんな事例を共有することができました。
そして、今更ながら、合格後の勉強の難しさも痛感・・。
症状を確認して、それに対して適した商品を選び、情報提供する。
一見、シンプルな接客の流れですが、これが本当に難しい!
勉強しても勉強しても、簡単にわかるようにならないし、わかるようになっても接客がすぐに上手になるわけではなく、、、継続して学習していくことが大事です。
講座の中でも話題になったのですが、私が開催している講座も含め、個人的に参加するようなお薬の講座を受講することが、まだまだ普通のことではなく、逆に、勉強をしている人の方が珍しい・・という風潮が業界にあるような気がします。
講座に通っていることを会社や同僚に知られたくないという人は意外に多く、とても良いことをしているのにも関わらず、後ろめたさのような感情を抱いている方も少なくありません。
合格後も自分のお金や時間、エネルギーを費やして、コツコツと勉強をしていることは、とても尊い素晴らしいことなのに、人目を避けてコソコソとやらなければならないとしたら、それはすごく残念なことですね。
業界全体の雰囲気が、合格後も勉強をし続けるのが当然で、勉強しない人の方が少数派という状態になったらいいなと思います。勉強していないって恥ずかしいことだよね・・という意識になっていけば、登録販売者の資質の向上も実現できるのだと思います。
そんなことを、最近は深く考えます。
さて、今月からスタートする新人登録販売者スクールWebベーシックコースですが、定員を上回るお申込みをいただいております。今のままではダメだと感じて、一歩踏み出す決心をした方々が集まりました。
コツコツやっている人には絶対に敵わないですから、やっている人とそうでない人とでは、大きな差が生まれます。サポートさせていただくことに、あらためて気持ちを引き締めて参りたいと思います!