こんにちは、登録販売者講師の仲宗根恵です。
4月も中旬ですね。
今朝は、用事があってバスに乗って出掛けたのですが、バスの中はクーラーがガンガンきいていました。
沖縄はもう夏に突入しようとしています
さて、今日は市販薬を販売する登録販売者の役割について、少し書いてみたいと思います。
お薬の専門家でありながら、小売業の従業員でもあるという、少し特殊な立ち位置にいるのもしれませんね。薬種商の時代は、資格者としての立ち位置がハッキリしていましたが、今は資格とはあまり関係ない業務に従事することも多いので、人によっては資格者として働いているという実感が薄い人もいるかもしれません。
調剤薬局(保険薬局)で処方されるお薬は、医師の診断によって処方される医療用医薬品で、病気の治療を目的としています。
つまり、調剤薬局には「病気」と診断された方々がご来店されることが多いわけですが、市販薬を販売するドラッグストアには、病院へ行くほどではないけど、しんどい・・とか、辛い症状があって病院へ行ったけど検査しても異常がなかった・・というような方々も多く来店されます。
もちろん、受診が必要な重い症状の方も時々ご来店されますが。
明かな「病気」ではないけど、「健康」でもない。
いわゆる未病といわれる状態や予備軍のような状態の方々が、客層としてはとても多いわけです。
その分、相談内容は多岐にわたります。
薬を飲む必要はない方もいらっしゃれば、生活改善のアドバイスをする必要がある方、薬の飲み方や養生法のアドバイスなど、質問することもお話しすることもたくさんあります。
専門知識はもちろん、コミュニケーション力も必要ですし、接客業ですからマナーや言葉遣いにも気を使いますね。しかも、様々な作業をこなしながら、その合間に接客をするわけですから、それはもう忙しいです(笑)。
消費者に一番近い所にいる薬の専門家というところでしょうか。
近いからこそ出来ることがたくさんあります。症状をお伺いして、お薬を選択、提案できるのは、登録販売者の役割でもあり、醍醐味でもあるな~と、常々思います。