登録販売者は一般用医薬品の専門家。一生ものの公的資格です。



登録販売者の受験資格

登録販売者と薬種商の違いのページでも簡単に記しましたが、登録販売者試験を受験する際、高卒以上の方は1年以上の実務経験が必要です。

 

【追記】

 

現在、受験資格から「1年以上の実務経験」をなくそうという動きがあり、撤廃案がほぼ確実となっています。
おそらく、現制度での試験は本年度が最後ではないかと思います。

 

実務経験がまったく必要でなくなるわけではなく、これまで受験前に必要だったのが、合格後に後付けという形で実施されるようになる見通しです。
新制度が決定・公表されましたら、ホームページ内でお知らせいたします。(2014年6月1日)

 

実務経験とは

実務経験の期間

一般用医薬品を販売する店舗で勤務した期間が下記に該当する者には、登録販売者試験の受験資格があります。

高卒以上

月80時間以上の勤務を、連続して12ヶ月以上行った者

中学卒業

月80時間以上の勤務を、連続して48ヶ月以上行った者

 

「連続」がポイント

たとえば、Aというドラッグストアで6ヶ月、Bという薬局で6ヶ月勤務し、両方の実務経験を合算して12ヵ月とすることはできません。
同じ会社で連続して勤務しなければ、受験資格とは認めてもらえません。

 

ただし、薬店が倒産した場合や、受験者に非がない場合などで、特別に都道府県知事が認めた場合は、複数の店舗での実務経験もOKのようです。

 

これについては都道府県によって対応が違うかもしれませんので、各自、ご確認されますよう、お願いいたします。

 

ちなみに、高校卒業課程認定試験の合格者も、高卒と見なされます。

 

海外の学校の卒業者などは、都道府県知事に受験資格を認めてもらう必要があります。各都道府県の薬務課などに問い合わせて下さいね。

 

実務経験の内容

実務経験は、期間だけでなくその内容も規定があります。
つまり、「12ヶ月以上勤務したら、それでOK」ではありません

 

必要な実務経験とは?
  • 主に一般医薬品の販売等の直接の業務
  •  

  • 一般医薬品の販売時に、情報提供を補助する業務、またはその内容を知ることができる業務
  •  

  • 一般医薬品に関する相談があった場合の対応を補助する業務、またはその内容を知ることができる業務
  •  

  • 一般医薬品の販売制度の、内容等の説明の方法を知ることができる業務
  •  

  • 一般医薬品の管理や貯蔵に関する業務
  •  

  • 一般医薬品の陳列や広告に関する業務
  •  

  • 薬剤師又は登録販売者の管理・指導の下で業務

 

一般用医薬品(OTC)を販売する薬店で、実際に医薬品の販売に携わる業務に就く事を意味します。薬店に勤めていたと言っても、医薬品販売とは別の業務に携わっていた場合、実務経験とは認められません

 

また、医療用医薬品のみを取り扱っている調剤薬局など、一般用医薬品を販売していない薬局で勤務した経験も、実務経験とは認めてもらえません。

証明が難しいケースもある

派遣で働く場合

例えば派遣社員としてドラッグストアに勤務していた場合は、直接の雇用主がドラッグストアでなく「派遣会社」です。

 

実務経験証明書は、医薬品販売業者に発行してもらう必要があるため、雇用主が医薬品販売業者でない場合は、実務経験の証明が難しいのです。

 

実務経験を積むなら、薬店やドラッグストアに直接採用してもらいましょう。

 

 

過去の勤務経験は?

過去に薬店に勤務していた経験があるが、その薬店が倒産してしまって、現在はその勤務先の会社が存在しないという場合は、実務経験証明書を発行することができません。

 

したがって、登録販売者試験を受験することができません。

 

しかし、過去の勤務経験であっても、実務経験の条件を満たしていて、かつ、勤務していた会社が現在も医薬品販売業を営んでいれば、実務経験証明書を発行してもらうことは可能です。

 

ただし、過去の勤務状況を証明する書類(出勤簿やタイムカードなど)が残っていなければならないため、実際に証明書を発行してもらえるかどうかは、受験者が各自で確認する必要があります。

 

これから実務経験を積もうとしている方へ

 

登録販売者試験を受験する際に、実務経験証明書とともに、期間中の勤務時間数を証明する書類の提出が必要になっています。

 

毎月の勤務時間を証明できるもの(給料明細書など)は、毎月きちんと保管しておきましょう!